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いくつ知ってる?漢方薬のかたち【後編】

【前編】では主に4つの種類の漢方薬のかたちをご紹介しました。

【後編】では各種類のメリット・デメリットを詳しく紹介します!


①煎じ薬(せんじぐすり)

生薬を水で煮出して作る最も伝統的な形です。


★作り方

 土鍋や煎じ器に生薬と水を入れて煮出して飲みます。



✓メリット

・体質や症状に合わせて生薬の配合を細かく調整できる

・生薬本来の成分を余すところなく摂取できる

・消化器官への負担が少ない

・有効成分が水に溶けているため消化吸収が良い


✓デメリット

・作るのに手間と時間がかかる

・保存が効かない

・味が苦手な方もいる


煎じ薬は、薬本来の力を最大限に引き出し、しっかり体質改善したい方におすすめです。


③ 散剤 (さんざい)

生薬をそのまま粉末にしたものです。


✓メリット

・煎じ薬よりも手軽に服用できます。


✓デメリット

・苦味やにおいが強いものもある

・煎じ薬に比べて体内に吸収されるまでに時間がかかる

・湿気を吸って変質しやすいため保存に注意しなければなない

・腸の働きの個人差や飲むときの体の状態によって吸収されやすさが変化する


④丸剤 (がんざい)

生薬の粉末に蜂蜜などを加えて丸めたものです。

✓メリット

・持ち運びしやすい

・長期保存が可能


✓デメリット

・大きなものが多く、飲み込みにくい場合がある


②エキス剤

生薬から有効成分を抽出し、濃縮したものです。

顆粒剤や錠剤があります。


✓メリット

・手軽に服用できる

・持ち運びやすい

・手に入りやすい

    

✓デメリット

・生薬本来の成分が一部失われている可能性がある

・病院でも処方されるため広く使われているが体質に合っていないと効果を感じにくい


エキス剤を選ばれる方

・手軽に服用したい

・安く手に入れたい(保険適応が良い)


エキス剤の効果を実感しにくい理由として

生薬本来の成分が失われている可能性の他に、症状や体質と合っていないことが挙げられます。

エキス剤は複数の生薬を組み合わせたものなので、ご自身の症状や体質に合っていないと効果を実感しにくい場合があります。

漢方は西洋医学とは違った考え方をするため、病院で処方してもらう場合は漢方の知識がある医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。


当薬局ではベテランの漢方相談員、漢方薬・生薬認定薬剤師が在籍しています。

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